化粧品に配合できる5%未満のハイドロキノンなら大丈夫
皮膚の漂白剤とも言われ、強力なメラニン抑制効果を持つハイドロキノン。
だからこそ、こんな心配をいだく方もいるでしょう。
「ハイドロキノンを使用することで、白斑になったりしないかな?」
ですが、安心して下さい。
一般に、化粧品に配合することができるハイドロキノンの量は、5%未満です。
その程度の濃度を継続して使用したとしても、白斑になるという報告はされていません。
また、ハイドロキノンを使用して、万が一に白斑の症状が出たとしても、強い紫外線を浴びれば元に戻ります。
これは、化粧品に配合できる5%未満のものを基準とした話ですので、さらに高濃度の ハイドロキノンを使用するという場合は、医師に相談の上で、正しく治療を行って下さい。
「ハイドロキノンは白斑の原因にはならない。」という話をしました。
では、なぜ、ハイドロキノンが白斑の原因になると騒がれたのでしょうか?
その理由は、ハイドロキノンモノベンジルエーテルの存在にあります。
この成分は、ハイドロキノンと構造は似ていますが、全く別の成分です。
メラニン色素を強力に抑制するため漂白作用が強いのが特徴で、長期に使用することで白斑の原因になります。
また、毒性が強く、アレルギーの原因にもなる事すらある成分です。
海外の美白化粧品に一般的に配合されていたハイドロキノンモノベンジルエーテルですが、 そんな理由から、使用が禁止されました。
しかし、その巻き添えをくって、構造の似ているハイドロキノンまでもが、長い間、 使用することのできない成分になっていまったのです。
そのため、ハイドロキノン誘導体(アルブチン)などの類似成分が数々と生み出されたわけですね。
「ハイドロキノンは白斑の原因になるのか?」
について説明をしてきましたが、 むしろ、ハイドロキノンは白斑の治療に使用されることがあります。
全身に多発する尋常性白斑という病気をもたれている方は、 一般的な治療では、改善しない場合があります。
そのような場合に、ハイドロキノンで正常な皮膚の色を脱色し、 肌の色をを均一にして、白斑と正常な皮膚の境目を目立たなくさせようという治療法です。
これに使われるのは、一般の化粧品に配合されているハイドロキノンではなく、 先ほど説明した、毒性の強いハイドロキノンモノベンジルエーテルになります。
この治療を行っていたとして有名なのが、あのマイケル・ジャクソンです。
彼のことを、「白人に憧れているのか」などと揶揄する情報も多く流れていましたが、 尋常性白斑という病気を理由に、治療を行っていただけなんですね。
ハイドロキノンは白斑の原因になりません。
少なくとも、化粧品に配合されているような5%未満の濃度のハイドロキノンで、白斑が 発生したという報告はされていません。
当サイトで紹介しているハイドロキノン化粧品は、 医師やクリニックが開発したものであり、ハイドロキノンの配合量は 全て5%未満ですので、白斑を気にせず、安心してお使いいただけます。
また、万が一に、白斑が起こった場合にも、 化粧品に配合されている低濃度のハイドロキノンであれば、 使用を中止することで、徐々に元のお肌に戻ります。
脱色療法に使用されるハイドロキノンモノベンジルエーテルを使用すると、 白斑が発生しますが、ハイドロキノンにおいてはそのような心配はいりません。
ハイドロキノン情報所
担当:ハイドロキノンに関して長けた知識をもつアラサー女子・とわこ
仕事のストレスから酷いニキビに悩まされ、その後、ニキビ跡・しみに悩まされた過去があるが、 ハイドロキノンの使用により改善している。
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